コロナ禍の影響もあり、人気に拍車がかかっているキャンプ。
おしゃれなキャンプギアもどんどん登場し、少しずつ集めているうちに気付けばキャンプ沼にどっぷり………なんていう話も耳にするようになりました。
普段とは違う非日常感のある環境だからこそ、シャッターチャンスもたくさんあるのがキャンプ!
今回はキャンプの撮り方というテーマで、オススメの撮影シーンからそのシーンをより素敵に撮るための撮影のポイントまで、スマホのカメラでおしゃれに写真を撮れる方法を紹介します!
暗い時間帯に写真を撮ると、どうしても出てきてしまうのがフラッシュ。
フラッシュを焚くことによって、暗いところが明るく撮れるというメリットはあるのですがその代わり「フラッシュを焚きました!」という印象が強い平べったい雰囲気の写真になってしまうことも多く、それがあまり好きではないという声もよく耳にします。
特にキャンプの場合、ランタンなどのおしゃれな照明がある中でフラッシュを焚いてしまうとランタンの温もりある光の雰囲気が写らず、ちょっと勿体無い写真に仕上がってしまうことも………。
そこで気を付けたいポイントが「フラッシュをOFFにする」ことです。
スマホカメラでフラッシュをOFFにして、照明の光だけで写真を撮ることでその場の雰囲気が伝わる写真を写すことができます。
ただフラッシュをOFFにするということは、暗い中で写真を撮らないといけないので写真がブレる可能性が高くなるというデメリットもあります。
スマホ用の三脚があればそれを使うのがベストですが、もし三脚がなければ何かに立て掛けたり、セルフタイマーを活用したり、手持ちで撮影するときに脇を締めてカメラが動きにくいように固定するなど、少し写真がブレないようにという意識をするだけでもかなりブレは軽減されるはずです!
ブレにくく、尚且つ、雰囲気が伝わる写真!ぜひ挑戦してみてください!
先ほどの項目で、暗い時間帯に雰囲気を写す写真を撮るためにはフラッシュをOFFにしましょう!という話をしました。
2つ目に紹介するのは、同じく暗い時間帯に写真を撮るときに気を付けたいポイント「ピント合わせに注目する」です!
ランタンなどの照明を撮っている時に、ランタン本体が真っ白になった写真が撮れたという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ランタンの光が強すぎて所謂、白飛びという現象が起こってしまった状態です。
このような場合は、ランタンの光の部分をスマホ画面でタップしてみましょう。
そうすることでスマホ自身にピントを合わせる位置を教えてあげるだけではなく「ここの光に明るさを合わせてください」という指示をスマホカメラに送ることができます。
その結果、ランタンの模様をくっきりと写すことができたり、ランタンの雰囲気をより鮮明に写したりすることができます!
また、ランタンをタップした後に、画面の中の暗いところ(ランタン以外のところ)をタップするとピント位置と共に画面の明るさが変わることを確認できます。
これを使いこなすことで、より撮りたい写真の雰囲気を自分で操作することができるようになるのでぜひ1度試してみてください。
キャンプといえば、キャンプ飯!屋外で食べる食事は気持ちも良いし、いつもとはちょっと違ったメニューにも挑戦したくなるものです!
せっかく気合いを入れて作った食事だからこそ、料理の写真も良い雰囲気に仕上げたいもの!
では、食べ物を撮るときの構図をどうすればより美味しそうに見える写真が撮れるのでしょうか。
ここでのポイントは「画面からはみ出す構図」を使ってみることです。
器の端が画面からはみ出るくらいアップになるように写真を写すと思っていただけるとわかりやすいと思います。
それくらい1つの料理にぐっと近づいて写真を撮ることで、料理を際立たせつつボリューム感がある美味しそうな雰囲気を演出することができます。
いつも料理の写真は撮るけれどなんだかごちゃごちゃした写真になってしまう、おしゃれな料理写真が撮れないという方にこそ、ぜひ試していただきたい構図の1つです。
また、たくさんの料理を並べて撮る時は自分が思っているよりも器同士の距離を詰めてセッティングするというのも料理を美味しく撮るポイントです。
肉眼で見ると程良いくらいのセッティングでも、写真に撮ると料理と料理の間の隙間がスカスカに見えてしまうことがあります。
せっかくたくさんの料理を並べているのであればそれがしっかり写真からも伝わるように器と器の距離を狭めてみてください。極端にいうと隙間は指1本くらいの距離で十分です。
距離を狭めることによって料理がテーブルにズラッと並んでいる賑やかな雰囲気を写すことができます!
そして、写真を撮ると聞くと明るい場所で撮ろう!という気持ちから直射日光の当たる場所で写真を撮る方も多いのですが、料理の写真を撮る場合は直射日光が当たらない日陰になっている場所で写真を撮ると食べ物のツヤ感が引き立ち、より美味しそうな写真を撮ることができるのでオススメです。
日陰と聞くと暗いイメージを持たれるかもしれませんが、雨天時を除いて屋外はかなりカメラとしても撮りやすい環境。日陰でも明るい写真が撮れるのでご安心ください!
キャンプ場の自然いっぱいのロケーションは、どこを切り取っても絵になります!だからこそ、その自然豊かなロケーションをより写すために「今、立った位置から3歩後ろに下がってみる」というのが4つ目に紹介したい撮影のポイントです!
3歩後ろに下がると、それだけ周りの木々や緑が写り込みやすい状態になります。
その結果、広い景色の中にポツンとテントがある、まるで雑誌の1ページのような写真を撮ることができます。
特に富士山が見えるような眺めの良いキャンプ場や、湖があるようなキャンプ場だとより全体的に撮ることで自然の美しさも一緒に写せるのでオススメです。
この時に、スマホ画面の半分より下にテントが来るように上を広く開けて撮ることで抜け感がある1枚を残せるので挑戦してみてください。
ちなみに周りに高い木々があるということであればスマホの画面は縦にして、周りに芝生や湖が広がっているということであれば画面を横にすることで周りの景色も引き立った写真になります。
もし、周りにも他のキャンプ客が多い場合は画面を縦にすることで周りの人の写り込みもなくなるので人が多い時は縦構図で撮りましょう。
どこのキャンプ場に行っても、いつも似たような写真ばかりになってしまうという方こそ、ぜひ試していただきたいポイントです。
写真は撮る時だけでなく、撮った後も楽しめるもの。その効果をより活かすために周りの景色を残してみるのはいかがでしょうか。
まずテントを張る場所も自分で選んでいるという意味では、テントの中から見える景色を写してみるというのも後から見た時におもしろい写真になるポイントです。
景色のみを全面に写すのではなく、テントの中から撮っているということが伝わるようにテントの一部も写り込むような構図にして写真を撮ってみましょう。
この場所でキャンプをした時には窓からこんな景色を眺めていたという記憶も一緒に写真に残すことができます。
家族でキャンプに行っているという方はテント越しに外で子どもたちが遊んでいる様子を写してみるのも良いでしょう。撮影をしている人の目線がより伝わる印象強い写真が仕上がること間違いなしです。
撮影した写真を自分たちだけで楽しむことも、SNSに写真をアップしてキャンプ仲間と盛り上がることも、もちろんどちらも楽しいのですがデータで写真を管理するとどうしても莫大な量になってしまいがちです。
たくさん思い出があるというのは良いことですが、すぐに見つけられるような状態にしておくことでより写真の管理がしやすいと思いませんか?
見たい写真をすぐに見つけられるという点でも、フォトブックにまとめておくのはオススメの写真の管理方法です。
キャンプの場合、こんな感じでフォトブックをまとめてみるというのはいかがでしょう。
行きつけのキャンプ場がある方も、毎回いろんな場所を開拓しにいく方も、キャンプでは料理にこだわりがある方も、自分の好きに合わせたカスタマイズの方法が選べるのもフォトブックの良いところです!
またフォトブックにまとめることによって写真を振り返った時に「あの時はこのテントを使っていたんだ!」「このキャンプ場にもう1回行きたい!」など、すぐ見られる形になったからこそ、過去の写真を振り返る楽しみも増えるはずです!
またキャンプの雰囲気にピッタリのテンプレートもあるので、デザインの知識がなくても、簡単におしゃれなフォトブックを作成することができるのも嬉しいポイントです!
キャンプ中だけではなく、キャンプ後も楽しめる写真の活用にぜひ挑戦してみてください!
思い出すと頰が緩む記憶を届ける写真屋さんとして千葉県市川市を拠点に活動。カメラマンとして、家族写真やウェディングフォトを撮影する傍ら一眼レフ・ミラーレスカメラのカメラ講座も開講。専門用語ゼロの講座がわかりやすいと国内だけでなく、海外からオンライン受講する受講者も多い。大阪芸術大学写真学科卒業。