お花屋さんで見かけた、ヒマワリ。
ドラッグストアに並ぶ、日焼け止め。
だんだん日焼けしてきた、子どもたち。
夏が近付いてきたと感じるシーンを、目にすることが増えました!
梅雨が明けたら、もう夏本番!
子どもたちの夏休みも、もうすぐ始まります。
今回は「今年の夏休みは、子どもたちとどうやって過ごそうかな?」と考えているパパやママに向けて、子どもたちと遊びつつ、夏を感じる思い出の写真を残す方法を、プロカメラマンの目線で提案させていただきます!
浴衣といえば、夏祭り!花火大会!
そんなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
だから大きな夏祭りや花火大会を開催していない今は、なかなか浴衣を着るきっかけがないという声も聞こえてきそうです。
しかし、浴衣を着るタイミングに決まりはありません!
何でもない日に浴衣を着て、夕涼みをしつつ、写真を撮るという過ごし方はいかがでしょうか?
せっかく浴衣を着るのなら「ついでに、髪の毛もかわいくてみようかな」と1日を過ごすモチベーションも上がるはずです!
浴衣を着て、そのままカメラを持って、夕涼みに出掛ければ、何でもない1日が夏らしい思い出の1日に早変わり!
上半身のアップや全身が写るような瞬間を記録することで、浴衣を着ていることやその場の雰囲気が伝わりやすい1枚に仕上がります。
夏を感じる瞬間は、着る物だけではなく、食べる物のなかにもあります。
例えば、かき氷。
かき氷を見るだけで「夏になった」と感じる方も多いはず!
近年では果物がゴロゴロと入っていたり、絵に描いたような真ん丸なかき氷があったりとビジュアル的にも、かわいらしいかき氷がたくさんあります!
そんな夏らしい食べ物は、美味しくいただくだけではなく、写真に撮るのもオススメです!
など、かき氷だけの写真はもちろんのこと、食べている時間や表情も美味しく写真に残してみるのはいかがでしょうか?
おうちでかき氷を作るという場合は、シロップをかけている瞬間を併せて撮影するというのも良さそう!
子どもたち自身で、シロップをかけてもらうようにすると、シロップの選び方やかけ方、かけ具合など、ちょっとした仕草にその子らしさが詰まった写真を撮ることができます!
特に兄弟・姉妹でやってみると、その子の性格によってもかけ方が全然違うので、難しいことをしなくても簡単にその子らしさが写る写真が仕上がります。
他にも、夏らしい食べ物はたくさんあります!
スイカも夏を代表する食べ物のひとつ!
特に、スイカと子どもの相性は抜群です!
普段は食べやすいように、小さくカットしているという方も多いかもしれませんが、あえて大きめのまま食べるところを写真に撮るというのが、今回オススメしたい食べ方。
子どもの顔と同じくらいの大きさのスイカに、わんぱくにかぶりつく瞬間を狙って撮りましょう!
このわんぱくなシーンが、とびっきりかわいく撮れるのは、子どもならでは!
大きなスイカを目の前にすることで子ども本人も楽しくなりつつ、豪快な食べ方に見ている大人もつい笑ってしまうこと間違いなしです!
食べている時間も楽しいし、きっとその後に仕上がった写真を眺めてもうひと盛り上がり出来るはずなので、ぜひ挑戦してみてください!
大きな花火大会はやっていないけれど、家族で楽しみつつ、夏を満喫できるのが手持ち花火!自宅のお庭や公園で花火を楽しみつつ、写真を残してみるというのも夏だからできることのひとつです。
(※公園によって手持ち花火は利用可能というところもあれば、禁止というところもあります。ご自宅以外で花火をする場合は、花火ができる公園なのか事前に確認をしておきましょう。)
花火を撮影するときは、花火のところだけが明るく、その周りは暗いので「どこに明るさを合わせて良いのかわからない」という声もよく聞きます。
そのような場合は花火に明るさを合わせて(スマホで撮影する場合は、花火のところをタップして、ピントと明るさを合わせます)撮影すると良いでしょう。
花火を持った子どもの写真を撮るときに、フラッシュをOFFにして撮影すると子どもの顔が暗くなってしまうことがあります。
そんなときは、子どもにしゃがんでもらったり、子どもの近くで大人が一緒に花火をするなど、子どもの顔に光が当たるように工夫してみましょう。
フラッシュをONにしてしまうと、花火の雰囲気が写りにくくなってしまうのであくまでフラッシュはOFFで撮影していただくのがオススメです!
そうすることによって花火も綺麗に写しつつ、子どもの表情もふんわり伝わるような、そんな写真が仕上がります。
そして、手持ち花火をするときに試したくなるのが、花火で文字を書く「花火文字」
宙にハートや星などの形を書くように、花火を持った手を動かすことで、写真の中にハートや星の絵を描くことができる写真のことをいいます。
人数が多ければ「LOVE」や「(名前)」に挑戦していただくのも楽しいのですが、まずはハートや星など、簡単なものから挑戦してみることをオススメします!
花火文字の撮り方は簡単です!
1)iPhoneのカメラを起動
3)花火を動かして、文字を書きながらシャッターを押します
4)データフォルダを開き、先ほど撮影した花火の写真を開く
5)写真を上にスワイプ
6)エフェクトという項目に「Live」「ループ」「バウンス」「長時間露光」が出てくるので「長時間露光」を選ぶ
それだけで先ほど撮影した写真が、一瞬で花火文字に変身!
花火文字を撮影するときは周辺が暗く、写真がブレやすい状態です。
だから撮影するときは、二の腕を体にピッタリ引っ付けてカメラが動かないように気を付けることでブレにくくなり、より綺麗に花火文字の写真を撮ることができます。
また、撮影時はフラッシュはOFFにしておくのもポイントです!
「パパやママも写真には写っていますか?」と聞くと、言われてみれば全然写っていなかったとハッとする方も多いのですが、いつも写す側になっている人はなかなか写真に写るタイミングがありません。
でも、思い出して見てください。
パパやママが、子どものときの写真が詰まったフォトブック。
改めて見直してみると、自分の写真にも思い出す瞬間はいろいろありますが、自分の両親が写っている写真で盛り上がった経験をしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
撮影したときは、別に何も思っていなかったけど、大人になってフォトブックを見直していたら「若いときのお父さんがイケメンだった!」「自分と一緒に遊んでいるときのお母さんがいつもすごく楽しそうな顔をしていた!」など、時間が経って写真を見たからこその気付きを得たという方もいらっしゃいます。
撮影したそのときだけじゃなく、時間が経って価値が増すというのが写真の持っているすごい力。
今だけではなく、子どもが成長したいつかのために、パパやママが写っている写真を残しておくというのも良いのではないでしょうか。
突然ですが、子どもが撮った写真を見たことがありますか?
子どもが撮った、子ども目線の世界には、大人には思いもつかないような一瞬が撮影されていることが多々あります。
子どもたちに、この夏休みの長い時間を利用して、カメラに挑戦してもらうというのもカメラマン目線でオススメしたい過ごし方のひとつです!
デジタルカメラをいきなり渡すのはちょっと怖いというかたも居ると思うので、その場合は「写ルンです」のようなレンズ付きフィルムを手渡してあげましょう!
軽くて、操作も簡単、落としても壊れにくいので安心です!
いつもは撮られることが多い子どもたちなので、カメラを持つという体験自体も楽しんでくれるはずです。
レンズ付きフィルムの場合はデジタルカメラとは違い、現像が必要なので撮ってすぐ写真が見れるわけではありません。
現像が仕上がるまでに「どんな写真が撮れたんだろう」というわくわくやドキドキも感じることが、できるのはレンズ付きフィルムの特徴ではないでしょうか。
子どもから見た大人たち。
虫取りに出掛けた近所の公園。
幼虫から育てたカブトムシ。
宝物のおもちゃ。
そんな子ども目線で見た世界を、写真を通して家族で共有して楽しんでみるというのも楽しい夏休みの過ごし方のひとつです。
飼っている犬、猫などのペットや昆虫、もしくは家庭菜園など、生き物の観察日記を作ってみるというのもオススメです。
子どもたちと一緒に写真を記録していくことで、間違い探しのように動物や植物の日々の成長を客観的に知ることができるかもしれません。
気付けば、自由研究にもできたなんていうこともあるでしょう。
シーンに応じて、選ぶことができる90種類以上もあるテンプレートの中に「学習帳(28P版・12P版)」があります!
まるで本物の学習帳のようなデザインのテンプレートです。
夏休みの宿題といえば、よくあるのが「絵日記」
この学習帳のデザインはそんな絵日記のように、1ページ毎に写真や日付、文章を入力することができます。
毎日、一生懸命撮影した写真と気付いたことを綴っていくだけで、簡単に写真日記として1冊のフォトブックが完成!
自分が撮った写真が製本されて、手元にやってくるというところも含めて夏休みの楽しい体験のひとつになるのではないでしょうか。
思い出すと頰が緩む記憶を届ける写真屋さんとして千葉県市川市を拠点に活動。カメラマンとして、家族写真やウェディングフォトを撮影する傍ら一眼レフ・ミラーレスカメラのカメラ講座も開講。専門用語ゼロの講座がわかりやすいと国内だけでなく、海外からオンライン受講する受講者も多い。大阪芸術大学写真学科卒業。