2〜3歳、目が離せないし動き回るし言うことを聞くわけもない一番撮影が困難な時期のお子様。
写真を撮るのも一苦労。
今回の記事では、この時期の子供の特徴を捉え、親と子のお互いに負担なく撮影するためのテクニックをご紹介します。
カメラ初心者の方はどうしてもカメラ目線にこだわってしまいがちですが、遊びに夢中になっている姿はとても絵になります。
できることも増えてきて、楽しいことに夢中になっている時はシャッターチャンス!目線がこちらに向いていなくても、目の高さにカメラを合わせ撮影をしてみましょう。
また、スマホのインカメラを使ったりオモチャのカメラを渡したりなど、撮影を遊びにすると楽しんでくれるので笑顔を撮影しやすくなります。
スマホ画面にママパパが夢中になってこっちを見てもくれないのに、「ほら、笑って!」なんて言たってスネてしまいますよ。画面ではなく、子供と目を合わせながら撮影してあげましょう。
ベンチに座るのが好きな子、乗り物に乗るのが好きな子、それぞれ個性がありますが、その場に留まりやすいアイテムを取り入れた工夫をしてみるのもオススメです。
公園や屋外なら、シャボン玉や動物の形の遊具など、無理やりそこに縛り付けるのではなく、楽しんでその場に留まってくれるアイテムに子供を集めるようにしてみましょう。
お家の中であれば、おやつタイムなども撮影しやすいと思います。
また、お気に入りの動きのポーズがあるという子も増えてくる時期なので、そういったポーズをリクエストしてみるのもいいでしょう。
ママや子供たちみんなで集まっている時に、せっかくだからと撮影をすることもありますよね。
子供たち全員がカメラ目線の方が理想ではあるかもしれませんが、まずは子供の自然な姿で撮影してみましょう。
どうしてもそっぽを向いてこっちを見てくれない子。その時は「あーもう!」なんて思うのですが、振り返って見てみると、その感じが味になっていることも…。
連写で何枚か撮影しておき、後でベストショットを選ぶようにすると安心ですね!
また、みんなに1つずつお気に入りのおもちゃやお菓子をもたせたりして「ねぇ、その手に持っているやつ、こっちに見せてー!」、「とびっきりのポーズ見せて!!」と声をかけると、動きを止めてくれます。
男の子なら全員でヒーローのポーズをさせたり、女の子ならお人形を持って可愛くポーズをとってもらったり…。
「撮られる」というよりも「撮ってもらおう」と言う気持ちにさせると、撮影がしやすくなります。
撮影に気合を入れたい七五三。でもこの気持ちは親のものであり、子供が楽しみにしているかはまた別です。
当日に苦労をしないためには事前準備がとても大切です。
まずは、「こんな素敵な(かっこいい、可愛い)衣装を着てお祝いをするんだよ!」「お兄ちゃんに/お姉ちゃんになったお祝いなんだよ」と、誕生日やクリスマスの様に本人に楽しみだと思わせることが大切です。
この時点で衣装を着る事を嫌がる子が稀にいますが、当日に突然着させられるよりはマシです。
また、時間に慌ててイライラしたりと親が余裕をなくしてしまう事のない様、パパママも事前準備を心掛けましょう。
当日は親がハイテンションになり過ぎないこと。いつもと違う様子に子供がついていけなくなると、不安になって全てが嫌になってしまいます。
スタジオ撮影を依頼しているご家族は、衣装を着てはしゃいでいる姿や準備している時の写真など、自然体の子供の姿も個人で撮影しておきましょう。
特に撮影は頼んでいないと言う方は、ぜひ神社で家族のフォーマル写真(しっかり並んだ家族写真)を1枚は撮りましょう!
撮り直しはそう簡単にはできませんので、誰かにお願いして撮ってもらう場合は「何枚か撮ってもらってもいいですか?」と、一言付け足すとスムーズですよ!!
※ 記念写真撮影時のポイントは、こちらの記事 で紹介しています
何をやってもイヤ!ヤダ!やめて!と怒って、逃げて、しまいには泣き出し、コントロールをするのがとても難しいこの時期ではありますが、子供の成長の中ではとても短い期間で、大きな成長をするための大切な時期。
我が家の娘のイヤイヤ期には、オモチャ屋さんの床に突っ伏している姿、真っ赤な泣き顔でパパの腕に噛み付いている姿など、もう少しお姉ちゃんになったら撮れなくなってしまうような写真をたくさん撮りました。 それを見ては家族中で「なんじゃこりゃ!!」と大笑いです。
笑った顔は楽しい時に。無理に笑わせなくても、子供は1日に300回くらいは笑うそうです。
イヤイヤ期はとても大変ですが、子育て全体で見ればとてもわずかで貴重な時間。ここは割り切ってイヤイヤ写真集でも作る気持ちでイヤイヤをコレクションしてみてはいかがでしょうか?
小さいお子様の撮影は、やはり時間の余裕と大人側の心のゆとりがない事にはうまくいきません。
「動かないで!」「よそ見しない!」などの否定言葉は脳で認識されにくいのだとか。
また、「じっとして!」などもお子様にとっては苦痛の言葉でしかありません。
「そこに立ってね!」「ここ見て!」など、何をするべきかを肯定的な言葉で指示しましょう。
待たせている間は数を数えたり、歌を歌ったり、好きなものの会話をしたりと、興味を惹きつけるようにしていると割と機嫌良くしていてくれます。
我が家の娘は、スーパーのレジなどの並ぶところにある足跡マークに必ず足を乗っけてくれるので、「あの足型シール、撮影の時に欲しいなぁ…」なんて思っています。
ここでご紹介したテクニックをご自分のお子様の興味に合わせてカスタマイズして、ママパパも撮影を楽しみながら、とっておきの表情を撮影してくださいね!!