競技中の写真もブレない!運動会撮影のポイント

運動会はお住まいのエリアによって開催時期が異なりますが、近年では熱中症対策や行事分散のため、春に運動会を開催するという学校も増えてきました。
春開催の場合は5月から6月初旬に開催されることが多いそうです。まさに今、この時期という感じですが、今回は運動会を撮影するパパやママに向けて『運動会当日までにできるカメラの準備』『運動会当日の撮影ポイント』を紹介します!やり直しができない運動会の撮影だからこそ、準備からしっかり確認しておきましょう。

事前準備編

-持っていくレンズを決める-

一眼レフカメラのイメージ写真

一眼レフカメラやミラーレスカメラをお持ちのかたの場合、カメラ購入時にカメラ本体とレンズをセット購入されたかたも多いのではないでしょうか。
もし、レンズが2本ついているセットを購入したというかたであれば、50mm以下のレンズを1本、そして50mm以上のレンズを1本お持ちだと思います。運動会で重要なのはこの"50mm以上のレンズ(55-200mm前後のレンズが多いと思います)"です。
この50mm以上のレンズは望遠(ぼうえん)レンズと呼ばれていて、遠くのものを撮影するのが得意。まさに運動会のように、遠くにいるお子さんを撮影したい場合にピッタリのレンズです。運動会には、このレンズをぜひ持っていきましょう!
ただ、このレンズのデメリットとして、近くのものにピントを合わせるのは苦手です。競技中は遠くを撮影することがほとんどなので望遠レンズで問題ありませんが、競技の合間にお子さんが近くに来たというときには、ピントが合わず不便なシーンもあるかもしれません。もしも、近くでも撮影をしたい!撮影をする予定がある!というかたは50mm以下のレンズも併せて持って行くことをおすすめします。
また、スマホで運動会を撮影したい!という場合は、スマホに装着する"スマホレンズ"を購入するのもおすすめです。スマホのカメラにもズーム機能はついていますが構造上、ズームを使うと画像が荒れてしまうことがほとんどです。
せっかく撮影するのであれば、なるべく綺麗な画質で写真を残してあげることができると素敵ですよね。スマホ用の望遠レンズだと画質は悪くならずに、遠くにいるお子さんを撮影することができるので、利用してみるのもいいのではないでしょうか。

-画像サイズを選ぶ-

運動会かけっこの写真

運動会やお遊戯会で、写真をたくさん撮影していたら、SDカードがいっぱいになってしまったという経験はありませんか?
予備のSDカードを持っていれば問題ありませんが、予備を持っていない場合、1枚ずついらないカットを削除しなければ、次の写真が撮れないということが起こってしまいます。そこで、運動会前に事前に見直しておきたいのが"画像サイズの設定"です。
カメラのMENUから撮影設定を確認していただくと、画像サイズや画質サイズというところにLサイズ、Mサイズ、Sサイズというように画像のサイズが表記されています。画像サイズが違うと、1枚あたりの画像の容量(重さ)も変わるため、同じSDカードを使用していても、LサイズのときとSサイズのときでは撮影できる枚数が異なります。つまり、Sサイズのときのほうが同じSDカードを使用していてもたくさん写真が撮影できるというわけです
ただ、ここで気を付けておきたいのがその写真を最終的にどうするかということ。フォトブックにしたり、プリントしたり、方法は様々ですがこのプリントのサイズによって必要な画像のサイズが変わってきます。
例えば、マグズのミニアルバムの場合、必要な画像サイズは2,453×1,750です。カメラの画像サイズの設定を確認して2,453×1,750以上のサイズが選ばれているようであれば、綺麗に写真が印刷できます!
それ以下のサイズを選んでしまうと、印刷時に写真がジャギジャギした仕上がりになってしまう可能性があるので気を付けましょう!

-会場案内で予習しよう-

運動会当日までにできること。3つ目は会場案内の確認です。
会場設営図を事前にもらうことができたら、どこで写真撮影が可能か、まず確認してください。
観客席が少なく、撮影場所の選択肢があまりないという場合もあれば、観客席があちこちにあり、どこで撮影しようか悩むという場合もあると思います。もし、場所が選べるのであれば競技エリアのコーナーの部分ではなく、直線コースを撮影できる場所を選んだほうが失敗が少なくなります。
例えば、かけっこでお子さんが向こう側から自分のほうへ、直線コースを走ってくるシーンを想像してみてください。お子さんとカメラとの距離感はその都度変わりますが、直線のコースであれば蛇行しながら走ることが、あまりないのでピントが合わせやすくなります。コーナーの部分だと、お子さんとカメラとの距離はもちろんですが位置もその都度変わるので直線コースに比べて少しピントが合わせにくかったり、撮影した写真のピントが違う子どもに合っていたり、ということが増えてしまいます。
運動会の撮影はやり直しが効かない一発勝負。だからこそ、なるべく失敗が少なくなる場所選びが大事になります。

運動会当日編

-カメラのモードはAUTOではなく、"スポーツモード"にしよう-

運動会のわが子の写真イメージ

運動会といえば、1番ポイントになるのは"動きの速さ"です!いかにブレずに写真を撮影するか、ということが重要になります。そこでポイントになるのがカメラのモードを変えてあげること。普段、AUTOモードで撮影しているというかたはスポーツモードという、モードにダイヤルを合わせてみましょう。
スポーツモードは、その名の通りスポーツのような動きが速いシーンでも一瞬を捉えブレない写真を撮影してくれるモードです。運動会のように、動きが速いことが予想される場合は、ぜひこのモードを活用してブレない写真を撮影しましょう。
パパやママが見てると俄然やる気になる子には、「ここから撮ってるよ!」を伝えておくこれはお子さんの性格にもよりますが、カメラが好きなお子さんには競技の前に「パパやママはここからあなたを撮ってるよ!」ということを伝えてあげるといいでしょう。そうすることによってかけっこでゴールした瞬間や、競技で勝ったときに素敵な笑顔をカメラに向けてくれる可能性もアップします!
逆に、カメラを向けられることがあまり得意じゃないお子さんの場合は、先に伝えてしまうとそれがプレッシャーになってしまうこともあるので、あまりこちらからはアピールしないほうがよさそうです。

-我が子だけではなく、運動会全体も写しておく-

運動会の全体の写真

やっぱり、1番撮影したいのは我が子の頑張る姿。だから気付けば、撮った写真は我が子のアップばかりというかたもいらっしゃることと思います。
お子さんの頑張りを、アップで捉えた写真ももちろん素敵ですが、併せて運動会全体の様子がわかる写真を撮影しておくのも良いでしょう。
写真の素晴らしいところは撮影したときだけでなく、あとから見ても楽しめるところです。運動会のあとにお子さんと一緒に写真を見たり、数年後に見たりしたときに、全体の雰囲気もわかる写真があることで「あのときは○○があったね。」「○○の競技を頑張った!」という記憶の引き出しがより広がることでしょう。

-お弁当の写真があると、次の年も助かる-

運動会のお弁当の写真

撮っておくと便利なのはお弁当の写真。何が便利なの?と思われるかもしれませんが、お弁当の写真を撮ることで、また翌年の運動会でお弁当を作るときに、昨年はこんなお弁当を作ったということがすぐに確認できます。
写真といえば思い出を残す、記憶を残すツールでもありますが、同時に記録するものでもあります。昨年はどんなお弁当を作ったのか、思い出す意味でもお弁当を作った人の頑張りを残す意味でも、そしていつか大きくなったお子さんが写真を見たときに「こんなにお弁当を頑張って作ってくれていたんだな」と感じてもらえたらいいなという願いも込めて、お弁当の写真もぜひ撮影してみてください!
しっかり運動会を撮影できた後は、記憶がしっかりしているうちにフォトブックに仕上げてしまいましょう!

そこでおすすめしたいのがマグズの「ミニアルバム」

仕上がりやライフスタイルに応じて、デザインが3種類から選べます!1枚1枚の写真を、なるべく大きく残したい場合は「ワイド」まさに運動会のような躍動感のある写真を、フォトブックにする場合は写真が全面に印刷されていることで、迫力を出すことができそうです。
また、縦写真も横写真も同じ向きでフォトブックを仕上げたい場合は「ベーシック」写真の向きは自動で判別して、レイアウトまで行ってくれるので、あまり時間がないというかたにもおすすめです!
そして、デザインもかわいく仕上げたい場合は「月いちデザイン」表紙だけではなく、中ページにも表紙と同じくかわいいデザインが入っているので統一感があるアルバムが仕上がります!月いちデザインは期間限定のデザインなので、このデザインでフォトブックを作れるのは今だけ!期間限定のこの時期を見逃さないように気を付けてください!

ミニアルバムの写真

もう1つ、このフォトブックをおすすめする理由は背表紙にタイトルが入ること!(※iOS版3.5.2以上のみ対応しています。)背表紙にタイトルが入ることで、フォトブックを見ようと思ったときにすぐお目当てのフォトブックを見つけることができます。
また、クリアブックカバーがついているので、フォトブックの角が何度も見ているうちにヨレてくる心配もありません!もちろん汚れの防止にもなります。フォトブックは長く保管して、何度も見るものなので、このように綺麗に保管できる気遣いがあると嬉しいものです。

おわりに

今回は運動会の準備から当日、そしてフォトブックにするまでの紹介でした!我が子の頑張りをしっかり写真に残してきてください!

この記事を書いていただいたのは

-Rome .photograph(ロメ .フォトグラフ) misato-

Rome .photograph(ロメ .フォトグラフ) misatoさんの写真

思い出すと頰が緩む記憶を届ける写真屋さんとして千葉県市川市を拠点に活動。カメラマンとして、家族写真やウェディングフォトを撮影する傍ら一眼レフ・ミラーレスカメラのカメラ講座も開講。専門用語ゼロの講座がわかりやすいと国内だけでなく、海外からオンライン受講する受講者も多い。大阪芸術大学写真学科卒業。


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