【3~4歳】
園生活、まるっと写真に収めるコツ

はじめてパパママから離れての集団生活、3〜4歳頃の年齢になってくると自発的に色々なことが出来るようになり、ますます活発になってくる頃ですね!
そんな元気いっぱいな我が子の幼稚園・保育園での生活をしっかり写真に残すための工夫とちょっとしたコツを、今回はご紹介したいと思います。

園生活での撮影はとにかくマナー、注意事項とモラルを再確認!!

腕でバツというジェスチャーをする男の子

とにかく可愛くてたまらない大切な我が子の成長ぶりを撮影する事に必死になるのは当然のこと!ですが、撮影を通したトラブルもまたつきものです。
マナー違反の1番の原因は、撮影に夢中になりすぎる事で注意がおろそかになることです。

園で用意したカメラマン、撮影係、役員さん、園の先生方などの邪魔をしてしまう。
業者カメラマンの真横に陣取って撮影をしたり、撮影中に子どもに声を掛けたりはしないようにしましょう。
撮影場所は先着順!だからといって背後の方の迷惑になってはいけない。
後から来たのに立ち歩いて前の方に押し入って撮影をしたり、前方、後方に問わず立ちあがったりして後ろにいらっしゃる親御さんに迷惑をかけてはいけません。
当日の注意事項の確認は徹底
園からのお便りなどをしっかり確認しておきましょう。幼稚園・保育園によってはトラブル防止の為にイベントの際の個人での撮影をおことわりしているところもあります。
フラッシュ撮影の可否、撮影エリアなども事前に確認しておきましょう。
撮影をしに来たのか?子どもの成長の姿を見にきたのか?という気持ちを忘れてはいけない
お遊戯会や運動会はいいものの、参観日などで必死になって撮影をしている親御さんも多いそうですが、それに違和感・不快感を覚える親御さんも多くいらっしゃいます。
カメラを向けられる事でいつもどおりの子どもの姿を見ることが出来ないという事もありますし、参観日などは撮影日ではありませんね?
もし撮影をしたい場合などは、さっと数枚だけ撮影したり事前に担任の先生などに撮影する事に対して相談をしておくといいでしょう。

みんな子どもの成長を撮りたいものだから撮っていいものだ!という考えは実はとても危険です。
集団生活の中でルール、マナー、モラルも身につけていく子どもの前で親御さんが恥をかかないようにしましょうね!

入園式撮影のポイント

幼稚園の入園記念写真撮影中の女の子

ぜひ入園式は1日を通しておさえておきたい撮影ポイントがあります。

  1. 登園前、自宅などで準備を終えたら、自宅前や登園の途中で撮影に適した所で全身写真を撮っておきましょう。
  2. 正門で看板と撮影はテッパン中のテッパンですが、それゆえ混雑しますので早めに行く、帰りに撮るなど空いている時間を狙うなどの工夫が必要です。
  3. 家族での写真はピシッとフォーマルっぽく撮るのもいいですが、あどけなさが見てとれる様に撮っておくのもオススメです!
  4. 入退場では声をかけるなどはしないように。連写するなど「数撃ちゃ当たる」という感じで撮影を。
  5. 式後、教室で先生のお話を聞いている姿や、これから生活する教室なども撮影しておきましょう。

卒園式撮影のポイント

卒業証書の写真

入園式と合わせて卒園式撮影も同じように撮っていくと比較が出来ていいかと思います。

  1. 登園前に入園式と同じく、全身写真を撮ることで成長を比較できます。兄弟やペットなどと一緒に撮影しておくのもいい思い出になります。
  2. 正門前の看板には園の名前だけでなく日付けが付いているのでこれも比較しやすいポイントになりますね。
  3. 家族写真はご自宅でも園内でもどちらでもいいと思います。増えた家族と撮ったり、入園式の日と同じ様にして撮ったりしてみるのも楽しいですね!
  4. 卒園式では入退場に加え、表彰授与がとても大切な撮影に!!
    「我が子が1番目」というわけではなければ、事前にほかのお子さまの動作の流れをチェックしながら撮影の確認を行うのもオススメです。
    (他の方のお子さまの写真は気にされる方もいますので、撮影してチェックした場合はデータの削除はしておくほうがいいですね!)
  5. お子さまに事前に思い出の場所や仲の良かった友達、一緒に撮りたい友達などを確認して撮影をしてあげる。

お遊戯会や発表会などのイベントでのポイント

お遊戯会のステージで歌う男の子

お遊戯会や発表会では、席についたら基本的にはその位置から移動したり立ちあがったりしない様に撮りましょう。

  1. 場所とりは中央を意識する。子ども達は前、まん中を見る様に練習しているのでカメラ目線に近い写真が撮影出来ます。
  2. 全体を撮影する。装飾や看板なども含めた全体の雰囲気をまず撮影しましょう。
  3. お子さまをアップで撮るときは真剣に取り組む姿を狙って撮影します。

また運動会や発表会などでは靴下や髪飾りで目立つポイントを付けることでお子さまを探しやすくする方も多いようです。

その他イベントの撮影設定やコツは?

運動会で保護者席に手を振る男の子

連写設定時にはフラッシュが使用できなくなったりフラッシュ撮影後に次の撮影までに時間がかかったりすることがあります。カメラごとに撮影の得意不得意があるので確認しておきましょう。
また、当日のフラッシュ撮影の可否の確認も必須ですよね!

撮り直しが出来ないイベント撮影、さらに子どもも動き回りますので、連写設定は有効な撮影設定です。

上文で書きましたが連写するとフラッシュが使えなくなることが多いですが、光量の多い屋外ではフラッシュを気にする必要があまり無いため、運動会などの屋外イベントでは連写設定はマストと言えます。屋外撮影はプロでも連写設定する場合が多いです。
一方、光量の少ない室内などの場面では連写設定はマストとは言えずケースバイケースです。
フラッシュ無しで室内イベント撮影する際に有効になってくるのが「感度(ISO)」の設定です。
感度は、カメラが感じ取ることができる光量の度合いを調整します。暗い所でも明るく写せると言う解釈でも間違いはないですが、最大の特徴はシャッタースピードが速くなる事!ですので、 感度を上げる(高い数値の設定にする)と手ブレ・被写体ブレを防ぐことが可能です。フラッシュ無しで撮りたい時などの救世主です!
デメリットは高感度にすると画質が粗くなりやすい事、 自宅などでテスト撮影し画像チェックをしてみるのもいいでしょう。
機種によりますがISO1600~3200くらいが画質の限界ですがそれくらいないとブレてしまう事もあります!
以上、【1.連写設定、2.フラッシュ設定、3.ISO設定】を事前に確認しておくと、当日スマートに撮影ができますよ!

iPhoneなどの一部のスマホは、デジカメよりも室内撮影が得意だったりします。ですがフラッシュの代わりに付いているLEDは1m程までしか光が届かないのでイベント撮影には不向き。
ですので、スマホ撮影の場合はどのシーンでも連写設定あり、フラッシュ発光禁止設定、必要であればISO設定という形がベターです。

撮影で意識する事は?
イベント当日、ズーム機能の少ないデジタルカメラやスマホでの撮影の場合、場所とりは一番近くから撮れる場所を探す事も大切になってきます。
高倍率ズームが出来るカメラをお持ちの方は、ズームしすぎると手ブレを起こしやすいので、しっかり構えて撮影を!

【全体(クラス全体の中に居る姿)・個人(子どもをアップで)・クローズアップ(細かい表情、動作など成長した部分をさらに切り出す)】の3点撮影は基本なので、意識しておくとバランスよく撮影が出来るかと思います。

子どもたちの手づくり作品も写真で残す

お遊戯会のステージで歌う男の子

園生活では様々な作品作りが行われますね!全部取っておきたくても、壊れてしまったり保管場所がないなど、中々上手に管理できないこともありますよね。
お子さまの手作り作品はぜひ写真に残して置いてください!オススメ撮影方法としては、

  1. 平面的な絵画などの作品は、真上から作品のみでの撮影を基本とする
  2. 立体的な工作は、お子さまの手のひらに置いたり持たせてアップで撮ったり、おもちゃを作った時はお子さまが遊んでる姿で撮る
  3. 家族へのプレゼント作品は、お子さまと贈られたご家族と作品で、記念写真にして残す

ただの省スペース保管という考えに留まらず、ただ保管するだけの作品をより想い出深いものに残すことも可能ですので色々工夫する事が大切ですね!

おわりに

わたし自身が幼稚園のころの写真をこの記事を書くことを機にふり返ったのですが、当時仲がよかったお友達の写真(しかも私が写ってない!)があったり、イベント衣装が可愛くて帰ってきても着替えたがらず泣きっ面で撮られている自宅での写真など、エピソードを含む写真がたくさんあり驚きました。
私自身は撮影のお仕事に携わった事がある経験上、どうしてもイベント毎にテッパンの写真をいかにとりこぼさずしっかり撮る事に気持ちが集中してしまいがちですが、わたしの母はカメラマン目線ではなく、あくまで母目線で撮影していたんだなぁと改めて写真の面白さを再認識させられました(^^;)
お子さまの成長を楽しみながらその瞬間を切り取るつもりで撮影することが、何より上手に撮るコツかもしれませんね!


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