「最近、犬を飼い始めたらスマホのデータフォルダが犬だらけになったんです!」
犬や猫、うさぎなど、ペットを家族に迎え入れたことをきっかけに、写真を撮るということが急に身近になったという話はペットと暮らす人あるあるなのかもしれません。
いつ目が合っても、かわいさにキュンとする!
目に入れても痛くないと本気で思っている!
あまりのかわいさに「なんでうちの子って、こんなにかわいいの?」と疑問すら生まれてくる。
そんな、うちの子が愛しくて堪らない飼い主のみなさんに「うちの子を撮るならこんなシーンも撮ってみるのはいかがでしょうか?」というそんなご提案の気持ちを込めて、今回の記事をお届けします!
毎日会っているはずなのに毎回、数年振りの再会かと思うくらい大喜びしてくれるただいまの瞬間。
そんな瞬間をもし写真に残すことができたら、写真を見るたびに目尻が下がってしまいそうです。
でも、大喜びしてくれているからこそブレた写真が撮れてしまい、なかなか難易度が高い!と思われる方も多いはず。
ブレてしまう原因はペットたちの動きの速さにあります。
これを改善するために必要なのが"明るさ"です。
明るいところで撮影をすれば、ペットの動きが速くてもブレない写真を撮影することができます!
ただ、どうしてもただいまの瞬間を撮影しようと思うと、夜の撮影になってしまうという方も多いので休日の日中など、明るい時間帯で撮影できるタイミングにこのシーンを撮影してみることをオススメします。
明るい時間帯に撮影することでブレを予防することができ、元気いっぱいにこちらに駆け寄ってくれる姿を綺麗に撮影することができます!
たくさん撮るからこそ、気付けば似たような写真が増えてしまうという方にオススメなのが、お散歩中の写真撮影!
ドッグランに行って愛犬が走っている写真を撮影したり、ドッグカフェで周りの犬と交流している瞬間を撮影したり、と出先での写真を撮る頻度が高いというかたも多いのではないでしょうか。
では、「いつもの散歩コースを歩いているときに、写真を撮ったことはありますか?」と聞かれるとどうでしょう。あんまり撮ったことがないという答えが多くなるのではないかと思います
なぜ、いつもの散歩コースなのかというと普段からよく通っているところなので、リラックスムードのなか撮影ができるということ。
そして、いつも通っているところだからこそ「散歩コースの途中に出会う犬にいつも興味津々になる!」「帰り道は、まだ帰りたくないから歩くのがゆっくりになる」というようなその子の癖も見えやすくなります
また、散歩しながら景色も入れて写真を撮ることでいつも見ている景色を少し客観的に見ることができるというのもポイント。
例えば、「夏は日差しが強いから、遅めの時間にお散歩に出ていその途中によく夕日が見えていて綺麗だった」「お散歩途中に○○くんといつも会うのが楽しみだった」など、写真に写すことで"いつものお散歩"を"思い出のひとつ"として形残すことができます。
ペット本人は写っていないけれど、その子を感じられるような瞬間を残してみるのもオススメです!
こんな写真を少し意識して残しておくと、フォトブックを作るときにも役立ちます。
例えばペットの写真の間に1枚、このような瞬間を挟んであげることでフォトブックのアクセントに!
見ていて飽きないフォトブックが作りやすくなります。
「うちの子はまつげがとっても長いところがかわいい!」
「歳を重ねるうちに、いつも舌が出てしまうようになったのが愛しい!」
「トリミングが終わりのかわいくなった姿を見るのが楽しみで仕方ない!」
「おやつを前にしたときに、ヨダレが出ちゃうのがかわいい!」
きっと皆さんそれぞれに、うちの子の「ここが特にかわいい!愛おしい!」というポイントがあるのではないかと思います。
その飼い主目線の"かわいい"にぎゅっとフォーカスした写真を撮ってみましょう!
ポイントは、
1)どういうときに特にかわいいと思うのか
2)どの角度から撮れば、そのかわいさがより伝わるのか
を考えて撮ること。
画面いっぱいにかわいいポイントを詰め込んだ写真を撮ることで"伝えたいこと(=ここがかわいい)"がより伝わる写真に仕上がります。
ペットの写真を撮ろう!と思うと、ついペットのみの写真を撮りがち!
意識しないと残らない瞬間だからこそ、家族との触れ合いの瞬間も残してみるのはいかがでしょうか。
など、家族とのリラックスしたひととき。リラックスしたペットの姿はもちろんのこと、私たちはペットと触れ合っているとき、こんな表情をしているんだなという新たな発見も写真を撮ることで生まれるかもしれません。
ペットを撮影していると、ペットの目線に合わせて撮影したり、ペットの少し斜め上から撮影するということが増えてきます。
だから、たまにはいつもと目線を変えて、上から撮ってみるというのもオススメです。
例えば、おやつが欲しくてウキウキしている姿を上から撮ってみるというのも普段とは違う目線でペットをかわいく写すことができます。
ペットではなく、おやつにピントが合っていたとしてもおやつが欲しそうな目線や雰囲気は伝わるので、真似してみるのも良さそうです。
また名前を呼ばれたペットがこちらを見上げている写真であれば、ペットの小ささがより強調される飼い主目線の写真も仕上がります!
撮る位置を変えるという少しのことですが、それだけでいつもとは少し違う雰囲気の写真が仕上がるので似た写真がよく撮れてしまうというかたはぜひ試してみてください。
動きが予想できないペットの撮影だからこそ、うまく撮れずに失敗してしまうこともあるでしょう。
フィルムカメラが主流だったときと比べて、デジタルカメラやスマホのカメラが主流の今、便利になったことといえば「気軽に写真を撮れるようになったこと」
そして、「失敗してもデータを簡単に消せること」
フィルムカメラだと、1本のフィルムで撮影できる枚数も決まっていたし、失敗しても消せなかったのでシャッターを押すことにとても集中力が必要でした。
もちろん、デジタルカメラやスマホのカメラで撮影するときも集中力は大事ですが、うまく撮れなくても次に挑戦するハードルが下がったのはデジタルカメラやスマホカメラの良さではないでしょうか。
どんどん挑戦して、たくさんシャッターを切っていくことでお気に入りの1枚が撮れる確率も徐々に上がってきます!
始めはなかなかお気に入りの写真が撮れなくても、やり続けるうちに必ずお気に入りの写真は増えてくるので、めげずに挑戦してみましょう!
せっかくお気に入りの1 枚が撮れても、たくさんの写真に埋もれてしまって、見たいときにすぐ見つけられないと勿体ないものです。
お気に入りの1枚だからこそ、見たいときにすぐに見つけられるよう、手に取って見れる形にしておくことをオススメします。
今回、オススメしたいものが写真を使った「日めくりカレンダー」です!
日めくりカレンダーといっても写真を365枚用意しなければいけないわけではなく、万年日めくりタイプなので32枚の写真で作ることができます!
365枚は選べないけど、32枚なら選べそう!という方も多いのではないでしょうか。
毎日めくるものだからこそ、自然に目にする機会が増えるのも日めくりカレンダー
の良いところ。
いつも目にするところに写真があるからこそ、ふとした瞬間にペットたちの成長にも気付きやすくなります。
更に、この日めくりカレンダーをオススメしたいポイントがもう1つ!
それは、日めくりカレンダーの写真枠に沿ってミシン目が入っているので、切り離してフォトカードにすることができるところ!
新しくお気に入りの写真が増えたときには、新たな日めくりカレンダーを作って、今まで使っていた日めくりカレンダーはフォトカードとして、インテリアに使ってみるのはいかがでしょうか。
表面に細かな凹凸がある特殊な用紙を使っているので光を反射しにくく、指紋も付きにくいのがこの日めくりカレンダーの特徴!
写真用紙だと、どうしても指紋がついてしまうことが多いので嬉しいポイントです。
この切り離したフォトカードを、ピンで留めて直接壁に飾ったり、紐を通したウッドクリップで留めたりすることで、フォトフレームを使わなくてもそのままでもおしゃれに飾りやすい作りになっています。
写真をインテリアに取り入れやすい仕掛けがされているので、玄関やトイレなどまずは小さなスペースから写真を飾ってみるのも良さそうです。
複数枚の写真を並べて飾ってあげることによって、全体的に見たときにバランスも取りやすく、お部屋の一角がプチギャラリーのようにできるのでぜひ挑戦してみてください!
思い出すと頰が緩む記憶を届ける写真屋さんとして千葉県市川市を拠点に活動。カメラマンとして、家族写真やウェディングフォトを撮影する傍ら一眼レフ・ミラーレスカメラのカメラ講座も開講。専門用語ゼロの講座がわかりやすいと国内だけでなく、海外からオンライン受講する受講者も多い。大阪芸術大学写真学科卒業。