自宅フォトスタジオでひな祭り・初節句をかわいく写してみよう!

ひな人形を見ている女の子の写真

まだまだ寒い日も続きますが、少しずつお花屋さんの店先にも春のお花が並び、日の長さも少しずつ長くなり、春はもうそこまで近付いてきているのかもしれないと感じさせられることが多くなってきました。

お子さんに纏わる春のイベントといえば「ひな祭り」「卒園式」「入学式」「端午の節句」などがありますが、今回は「ひな祭り」をテーマに写真の撮り方やおすすめの撮影シーンを紹介していきます!

1)おうちフォトスタジオに挑戦してみよう!

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

自宅で記念写真を撮るときに、みなさんがよく悩まれるのが"生活感が出る問題"です。

住んでいるところなので、生活感が出てしまうのは仕方がないことですが、もしも自宅がフォトスタジオのようになれば、写真を撮ることが楽しくなりそうだと思いませんか?
お子さんの成長別にどんなおうちフォトスタジオが作れるか一緒に考えていきましょう!

 

《まだ首がすわっていない月齢の小さいお子さんの場合》

初節句をいつ迎えるかはお子さんの生まれたタイミングによって異なるため、今回は月齢の小さいお子さんの場合も紹介します。
ごろんと寝転がって過ごしているこの時期は、お子さんにも無理がないように床を背景に撮影してあげるというスタイルが良さそうです。
床に布など、背景になりそうなものを敷き、その上に一緒に写したい小物を乗せて、真上から撮影をします。

ひな祭りの写真ということで袴風のロンパースやカバーオールを着せてあげると雰囲気がよく出ます。
ここでオススメしたいのが「桃の花」を飾ってあげることです。桃の花を背景に置いてあげるのはもちろんのこと、+αでカメラを構えていない方の手にまず桃の枝を持ちます。
その桃の枝をスマホのカメラにぐっと近づけてあげると画面に写った桃の花がふんわりとピンク色のボカしになって写り込むはずです。
ピンク色の柔らかな雰囲気を写真に添えることができるので、ぜひ試してみてください。

そして、この上から撮影する時にはポイントが2つあります。
まず、1つ目のポイントは「掃き出し窓の近くを撮影場所に選ぶこと」です。

室内で写真を撮ると、思っていたより写真が暗くなってしまったというお話をよく聞きます。だからこそ、初めから明るい場所を選ぶということが大事です。
掃き出し窓、つまりリビングからバルコニーに繋がるような大きな窓が近くにあることで太陽の光が室内までしっかり入りやすくなります。

腰高窓のように大人の腰の高さにある窓からも、もちろん太陽の光は室内に入りますが、お子さんが寝転がって過ごしている足元まで太陽の光が届きにくいため掃き出し窓の近くをオススメしています。
あくまで明るいところで写真を撮るということが大事なのでお子さんに直射日光が当たっている必要はありません。レースカーテンを閉めたままでも大丈夫です。

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

次に、2つ目のポイントは「少しだけズームして撮ること」です。

スマホのカメラで上から撮影をした時に、カメラを構える自分の足が写ってしまったり、周りの景色まで写ってしまったりと想像していた以上に広く周りのものが写ってしまうことがあります。

何故、そのようなことが起こるのかというと、スマホのカメラに搭載されているレンズが肉眼で物を見た時よりも広く写るものが選ばれているからです。
肉眼で見るより広く写るレンズなので友人と自撮りをするというようなシーンでは撮りやすく便利ですが、今回のようなシーンだと少し撮りにくく感じられるのではないでしょうか。

もし、周りのものが写り込んでしまった場合はスマホのカメラを少しだけズームしてみてください。そうすることによって、周りに写り込んでいたものが写りにくくなります。
あまり大きくズームすると、画像が荒れてしまう可能性もあるため、ズームの倍率は「2×」程度までを使うことをオススメします。  

《首がすわったお子さん〜の場合》

首がすわるようになると、うつ伏せで寝転がっていても首だけ起こすこともできるようになるため、床を背景にするだけではなく、壁を背景にすることができるようになります。
生活感を出さないポイントとしては「家の中で何も飾っていないシンプルな壁を探すこと」です。

シンプルな壁がない場合は、一時的に撮影に使いたい壁にマスキングテープ等で布を貼るのも良いでしょう。
最近では、雑貨屋さんにもひな祭りのガーランドやオブジェが販売されるようになり、ひな人形がないご家庭でも誰でも簡単にかわいく自宅に季節感を取り入れることができるようになったので、壁をどう飾るか悩んだ時はそのようなアイテムを探してみてください。

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

ひな祭りのお祝いを意識した食事をする場合は食卓の後ろの壁を装飾すると、食事シーンもかわいく写真に撮ることができるのでオススメです。
もちろん併せて食事も撮影しやすくなるので、ぜひ食事だけの写真も残してみましょう!

また、2-3歳のよく動く時期はなかなかじっと写真を撮るということが難しい時期でもあるので、この時期も同じようにお子さんを椅子に座らせてあげることを想定して後ろにくる壁を装飾することをオススメします。
おやつの時間に雛あられを食べながらカメラを向けてみると、子どもらしいかわいい瞬間を自分で撮ることができますよ!

2)ひな人形が飾ってあるお出かけスポットで写真を撮ろう

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

自宅で写真を撮る場合はお子さんのご機嫌に合わせて時間を調整しやすく、パパやママもゆっくりと落ち着いて撮影ができるのが良いところですが、ちょっと雰囲気を変えてお出かけしながら写真を撮るということもオススメします。

ひな祭りの時期になると、それぞれの地域で「たくさんのひな人形を飾っている観光地」や「つるし雛を飾っている展示」がよく開催されています。
自宅では真似できないような圧巻のひな人形、ひな飾りを見ることができるのが醍醐味ですが、そんなひな人形やひな飾りと一緒に写真を撮ってみるのはいかがでしょうか?

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

髪にひな祭りを意識した桃の花モチーフの髪飾りをつけたり、服の色を意識して選んだりすると一気にひな祭りらしい雰囲気が演出できるので、ぜひ挑戦してみてください。

     

地域のひな人形は非常に大きいことが多く、ひな人形全体を写そうと思うとお子さんが小さく写ってしまうということも考えられます。 
そのため、お子さんメインで写真を撮るときはひな人形全体を写そうと思うよりも、たくさんあるひな人形の一部と一緒に撮影をするという意識でカメラを向けていただくと、お子さんもひな人形もどちらもしっかり写すことができます。

また「あのおひなさまは何を持っているかな?」など、話をしながらお子さんがひな人形を見ている表情だけを写すということもお子さんの自然な表情を引き出すポイントです。

つるし雛と写真を一緒に撮る場合は、真正面からだけではなく少し斜めからの写真も撮ってみると写真に奥行きが出て、たくさんのつるし雛があったということがより伝わりやすくなります。

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

つるし雛だけの写真はもちろんのこと、お子さんの手元とつるし雛が一緒に写るような写真があるといつかお子さんが大きくなった時に成長を感じる1枚になるでしょう。

3)子どもだけで集合写真を撮るなら、集合写真は1番最初に撮ろう

子供たちがおだんごを食べている様子

ひな祭りの写真を撮るときに、兄弟姉妹や友達のお子さんと一緒に写真を撮ることがあります。
ひな祭りの食事をみんなで食べているシーンだったり、ひな飾りをみんなで飾っているシーンだったり。また、ひな人形の前で集合写真を撮ることもありそうです。
そのような複数の子どもたちが一緒に写る写真は1番最初に撮影することをオススメします。

何故なら、撮影の時間が長くなってしまうと子どもたちも疲れたり集中力がなくなったりしてしまい、全員が良い笑顔で笑っている1枚を残すことが難しくなってしまうからです。
カメラ目線でみんなが笑顔という瞬間を狙いたいなら、やっぱり大切なのは撮影をする人の声掛けです。全員が「せーの!」で答えられるような簡単なクイズをしながら、写真を撮るとカメラを意識していない、いつも通りの自然な表情を写しやすくなります。

ここでポイントになるのは子どもたちに、カメラに向かって答えてもらうことです。しっかりレンズを指差しながら「ここに向かって答えを教えてね!」と声を掛けてあげることにより、カメラ目線で尚且つ自然な表情の写真を撮れる確率がかなり上がります!

よく動く年齢のお子さんの場合は、みんなでベンチに座ってもらうなど、お子さんがすぐに動けないような場所で写真を撮ると動きが一時的に制限されるので写真が撮りやすくなります。

ひな祭りの写真を撮った後は記憶がしっかりしているうちにフォトブックを作りましょう!

写真をまとめようと思ってもどうしても時間が経つと忘れてしまったり、良いものを作ろうと思うが故に腰が重くなったりすることがよくあります。
だからこそ、写真を撮ったらすぐに取り掛かるのがしっかり写真をまとめる秘訣です。
今回は90種類以上もあるフォトブックのデザインテンプレートのなかから、ひな祭りにピッタリなデザインをいくつか紹介します!
今回紹介するのはボードブック。こちらのボードブックは子どもの絵本などで利用されている固い厚手の紙を貼り合わせて作っています。
つまり、1ページ1ページの厚みがしっかりあるので、入れたい写真の枚数が少なくても作りやすいフォトブックといえます。
まず紹介したいデザインテンプレートが「PORTFAVIO STAR」です。

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

シンプルなデザインなのでひな人形のように画面が賑やかになる写真を合わせるのにピッタリです。
写真の枚数も17枚入れることができるので、例えば「ひな人形のみの写真」「ひな人形を飾っている写真」「ひな人形とお子さんが一緒に写っている写真」「ひなあられやお祝いの食事をしている写真」「家族みんなの写真」「お子さんが描いたひな人形の絵を撮影したもの」というように写真を入れていくとあっという間に1冊のボードブックが完成します!
これなら簡単に、そしてあっという間に写真をまとめることができるので、家庭に仕事に忙しいパパさんやママさんにもピッタリです。

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

また、写真がもう少したくさんあるという方には紅白水引と和の紋様をスタイリッシュにアレンジした、慶事にふさわしいデザインの「祝」や落ち着いた色合いと織物調のテクスチャーで、格調高く慶事にふさわしいデザインの「慶」はいかがでしょうか?
デザインも先ほどの「PORTFAVIO STAR」よりは賑やかになるものの、和のイベントにピッタリで上品なデザインなのでご自宅用だけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんへのプレゼントにも喜ばれること間違いなしです。

スマホアプリでサクサク作ることができるので、ぜひひな祭りのかわいい写真を1冊にまとめてみてください!

この記事を書いていただいたのは

-Rome .photograph(ロメ .フォトグラフ) misato-

Rome .photograph(ロメ .フォトグラフ) misatoさんの写真

思い出すと頰が緩む記憶を届ける写真屋さんとして千葉県市川市を拠点に活動。カメラマンとして、家族写真やウェディングフォトを撮影する傍ら一眼レフ・ミラーレスカメラのカメラ講座も開講。専門用語ゼロの講座がわかりやすいと国内だけでなく、海外からオンライン受講する受講者も多い。大阪芸術大学写真学科卒業。


おすすめの記事
関連記事準備中
只今準備中です
撮った写真でフォトブックをつくる