月別!季節と子どもの成長を感じる写真の撮り方!

クリスマスイルミネーションの写真

2021年もあっという間にラスト1ヶ月。書店や雑貨店に並ぶ来年のスケジュール帳やカレンダー、クリスマスケーキやおせちの予約の文字にもうそんな時期が来たと1年の終わりを感じることが増えてきました。

師走という言葉の通り、慌ただしく過ぎてしまう毎日ですが、皆さんクリスマスケーキの予約や年賀状の準備は終わりましたか?

そんなクリスマスやお正月の準備と共に、新年に向けて「来年はこんな写真が撮りたい!」と立ち止まって想像してみるのも楽しいものです。
併せて、スポーツ写真でのピント合わせ方や、集合写真での撮影のポイントも紹介しています。
お正月、卒園式、入学式…など、これからもイベントが盛りだくさん。季節を感じつつ、同時にお子さんの成長も感じられるような写真を来年も一緒に増やしていきましょう。

今回は「カレンダーに入れたい写真の撮り方」というテーマで、月別の写真の撮り方を紹介していきます!来年撮りたい写真のヒントを見つけていただけたら嬉しいです!

【1月】

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

1月の大きなイベントといえば、やはりお正月です。おせちやお正月飾りなど、去年はどんな感じだったかな?と忘れがちな記憶も、記録として残せるので未来の自分のためにも撮っておきたい写真の1つです。

またカレンダーに使うという目線で考えていくと、初詣に行くシーンはぜひ撮っておきたいところ。
お子さんと手を繋いで神社に向かう道中や手水舎で身を清める瞬間、家族みんなでおみくじを引いてみるなど、新年早々シャッターチャンスがたくさんあります。  
全身が写るように写真を撮るのも良いのですが、手元だけや足元だけの写真を撮るとカレンダーに使った時に、まるでプロが撮影したようなおしゃれな雰囲気に仕上がるので オススメです。

もし、お正月に親族で集まるということであれば、全員で写真を撮ってみるのも良いのではないでしょうか。1年後、2年後に同じように集まったメンバーで写真を撮って比較してみるのも写真を楽しむコツです。
「あの時はこんなに小さかったのに!」「みんな、なんだか歳をとったよね」と写真から会話が広がったり、盛り上がったりすること間違いなしです!

【2月】

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

1年で1番寒い時期にあたるのが、大寒前後の1月末から2月上旬。この時期は寒さを感じるような写真に挑戦してみるのはいかがでしょうか?

お子さんの吐く息が白くなった瞬間や首がなくなりそうなくらいマフラーに包まっている寒そうな姿、子どもの小さな手袋など、この寒い時期だからこそ撮れる写真があります。

雪が積もるエリアにお住いの場合は、雪が写っている写真も良いでしょう。お子さんと一緒に雪だるまを作っている写真や雪合戦をしながら写真を撮ってみるなど、雪を使った写真にもぜひ挑戦してみてください!

【3月】

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

卒園式、卒業式シーズンの3月。
卒園、卒業するお子さんの居るご家庭ではお子さんの最後の制服姿やお友達との写真を撮るのではないかと思いますが、ここで意識して写真を撮影したいのはパパやママと一緒の写真です。
つい、お子さんを撮ることに一生懸命になってしまいがちですがお互いに撮り合いをしてパパと子ども、ママと子どもの写真を撮ったり、カメラのセルフタイマー機能を活用して、家族みんなで写真を撮ったりと一緒の写真を増やしてみましょう。

また3月といえば、春に向けてお花が咲き出すシーズンでもあります。その中でも特にオススメしたい花が菜の花です。
菜の花畑など、花が密集して生えているところが多いので動き回るお子さんの写真が撮りやすく、尚且つ明るい黄色が写真にもよく生えるので簡単に春らしい写真が撮影できます!

もし菜の花畑の中に入れるようであれば、少し入ったところで写真を撮ることでお花に囲まれているかわいい雰囲気の写真が仕上がります。

よく晴れた日に撮影に行くと青い空と黄色い菜の花の色がとっても春らしく、爽やかな写真になるので試してみてください。

【4月】

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

3月に引き続き、入園式や入学式と学校に関するイベントが続きます!
お子さんの成長を感じる写真を残すためにオススメしたいのが入学式(入園式)と卒業式(卒園式)に同じ場所で写真を撮ること。
入学から卒業まで何年も間が開くので、卒業時には成長をより感じる写真が撮りやすくなります。
そんな写真を将来撮ると見据えて、大きさがわかるものの近くで写真を撮ってあげるのはいかがでしょうか。
正門で写真を撮るという方もすでに多いのではないかと思いますが、正門のように大きさが今後も変わらないもののところで写真を撮るというのも成長を見比べる上で良い場所選びだと思います。
大きさが変わらないものでいうと、ランドセルがしっかり写っている、振り向き様の写真も将来成長を感じるのではないでしょうか。

そして、4月といえば桜のシーズン。桜を見ると春が来たと感じることができます。だからこそ、春に撮りたい写真の1つではないでしょうか。
桜と一緒に写真を撮る場合、花が高い位置に咲いていることが多いので、桜の木の近くに立ってしまうと幹ばかりが写ってしまい、肝心の花の部分が写りにくくなってしまうことが多々あります。

低めの木が近くにあれば写真向きの木なので、ぜひそちらを狙っていただければ良いのですが、もし近くに高い木しかないという場合は木から少し離れた位置に立って写真を撮ってあげることで桜の花が背景にしっかり写った写真を撮ることができます。桜の花が写るように距離を調整しながら撮影してあげると良いでしょう。

【5月】

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

桜も終わり、新緑の季節になるのが5月。青々とした木々と自然いっぱいな写真を写すのにピッタリな季節です。
せっかくの新緑を撮影するのであれば、周りの新緑もしっかりと写るよう、いつも写真を撮影している位置から3歩程下がって広めに景色を撮影していただくのがオススメ。
公園など、いつも行くようなところでもこの時期だけは木々が緑のトンネルのようになっている場所も見つけることができますのでお散歩がてら探してみるのも良いでしょう。

【6月】

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

梅雨が始まるこの時期はカメラを持ってお出かけするのが億劫になりやすいタイミングです。
だからこそ、おうちの中でお子さんのシャッターチャンスを狙ってみるのがオススメです。
最近ハマっているおもちゃがあるという場合は、真剣に遊んでいる姿を撮ってみたり、一緒におやつを作って食べる姿を撮ってみたりするのも良さそうです。
この時期ならではのてるてる坊主作りの写真も季節感が出るのでオススメです。

またレインブーツやレインコートを新調して、雨の日のお出かけを楽しみにしているお子さんの場合はぜひ雨の日の撮影に挑戦してみましょう!
初めてのレインブーツで水たまりを踏んだ時の嬉しそうな顔やレインコートにうきうきした姿など、雨だからこそ撮れる写真を楽しんでみてください。

【7月】

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

梅雨も明け、夏到来の7月。
夏休みも始まる季節です。アグレッシブにどんどん遊ぶ子どもたちを追いかけながら写真を撮ってみましょう。
そうすると、自然と夏っぽい写真が集まってくるのではないでしょうか。

かき氷を食べたり、花火で文字を書いたり、プールで遊んだり。
意識せずとも夏を感じる瞬間の写真がどんどん撮れる季節なので、お子さんと一緒に遊びながら写真を撮影してみてください。

手持ち花火を撮影する時は花火の部分だけが白くなりがちです。
スマホのカメラでピントを合わせたいところをタップ後、iPhoneの場合はタップしたところに出る太陽のマークを下にずらすことで花火の色が鮮明に写る写真を撮ることができます。

【8月】

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

7月に引き続き、8月も夏らしい写真が意識せずとも撮れるタイミングです。
そんな8月に見頃を迎えるのがひまわり。
子どもたちとひまわり畑に出掛けて写真を撮るというのも良いのではないでしょうか。
ひまわりも4月の桜同様、花自体に高さがあるものがあるため少し離れた位置から撮影してあげることで、お子さんの表情とひまわりの両方を撮影することができます。
お子さんがメインで、ひまわりにはピントが合っていない写真でもひまわり畑に行ったという状況はしっかり伝わるので、1箇所に留まらずどんどん散策しながら撮影していきましょう。
動きながら撮影をすることで、お子さんの自然な表情が引き出しやすくなります。
また、その時に白っぽい服や明るめの色の服をお子さんに着せてあげることでより夏らしい、爽やかな雰囲気が伝わる1枚が仕上がります!

【9月】

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

暦的には秋ですが、まだまだ残暑厳しい9月。
7月、8月と屋外での写真がきっと増えていると思うので9月はおうちの中に目を向けるのも良いのではないでしょうか。
お月見のお団子をみんなで作ってみたり、図鑑を広げてみたりと今、お子さんの興味があるものを撮ってみるのもオススメです。

その時にパパやママの目線ではなく、一緒に寝転んだりお子さんの目線に合わせたりしながら撮影をすることで子どもの興味や好きがより伝わりやすい写真を撮影することができます。

お子さんの興味や好きなものもその時々で変わるので、いつまでもそれが好きとは限りません。
だからこそ写真に写しておくことで、今だからこそ撮れる今の好きなものが写っている写真が撮影できます!

【10月】

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

外の暑さも和らぎ、長袖で過ごせてお出掛けしやすいこの季節にオススメしたいのが、家族写真を撮ること。
年賀状に家族写真を載せるという方もいらっしゃると思うので、年賀状を見据えてこの時期に撮っておくと気持ちに余裕を持って年末に向かうことができます。
年賀状が届く時期は寒いので、真夏の格好の写真を年賀状に使うよりは秋くらいの季節感の写真を使ってあげたほうが季節的にもスムーズです。

家族写真を自分たちで撮る場合は、つい真剣な顔になってしまいがちです。
自然な表情の写真を撮るためには、シャッタボタンを押す前から「この後はどこに行く?」というような話をしながら、セルフタイマーを設置し、シャッターが切れるタイミングでカメラに向かって「せーの!」で各々の行きたいことを叫ぶというように会話しながら撮影するのもオススメです。

【11月】

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

紅葉やコスモスなど、自然のなかに秋を感じることが増えてくる季節です。
コスモス畑でお子さんの写真を撮るという場合はシャボン玉をしながら写真を撮るなど、お子さんと遊びながら写真を撮ってあげることで幻想的なかわいい写真に仕上がりやすくなります。
紅葉の場合はお子さんの服装のアクセントに赤や黄色など、紅葉を感じる色を入れたコーディネートを取り入れると全体の色の雰囲気がまとまってかわいい写真が撮れるのでオススメです。

また紅葉の場合は絨毯のように敷き詰められた落ち葉もかわいく撮れるので、お子さんの足元だけを撮影してみたり、紅葉を拾った手元だけを撮影してみたりとお子さん全体が写っているわけではないけどパーツで撮ってあげるというのもおもしろい写真を撮るポイントです。

【12月】

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

クリスマスシーズンのこの時期。やっぱり撮りたいものはイルミネーションやクリスマスケーキと子どもなど、クリスマスに関するものが多くなります。
イルミネーションにしてもケーキにしても暗い中で写真を撮るシチュエーションが増えるので、写真がブレやすくなりがち。
クリスマスケーキのキャンドルを吹き消す時は「1・2・3って心の中で数えながらフーってしてね!」のようにお子さんの動きが少しゆっくりするように声掛けをしてあげるとブレる写真が少なくなります。
イルミネーションと撮影する時は、イルミネーションに見惚れて止まっている時にシャッターきるなど、タイミングを調整してみてください。

また街中のイルミネーションを撮影する時、車道から見ると道の両脇にイルミネーションが見えますが、歩道から撮影すると、両脇を綺麗に写すのが難しいものです。
そのような場合は路面店のショーケースの真横からスマホを構えてみてください。
ショーケースにイルミネーションが反射し、歩道側からも左右にイルミネーションが輝く1枚を撮影することができます!

このように1年を通して季節感やお子さんの成長を感じる写真を撮影した後は、ぜひ手に取って見られる形にしてみましょう。

今回紹介したいのがフォトカレンダーです。

部活動のコーチが生徒たちに熱心に説明をしている様子

自分の撮った写真でカレンダーができるなんて、とても愛のこもった1冊が仕上がりそうな気がしませんか?

毎月お気に入りの写真が撮れたという方には「月めくりカレンダー」を。そして、1年で数え切れないくらいたくさんお気に入りの写真があるという方には「日めくりカレンダー」がオススメ。

日々の成長の記録をより身近に感じられるようなアイテムですので、写真を撮るだけでなくインテリアにも取り入れてみてください。

この記事を書いていただいたのは

-Rome .photograph(ロメ .フォトグラフ) misato-

Rome .photograph(ロメ .フォトグラフ) misatoさんの写真

思い出すと頰が緩む記憶を届ける写真屋さんとして千葉県市川市を拠点に活動。カメラマンとして、家族写真やウェディングフォトを撮影する傍ら一眼レフ・ミラーレスカメラのカメラ講座も開講。専門用語ゼロの講座がわかりやすいと国内だけでなく、海外からオンライン受講する受講者も多い。大阪芸術大学写真学科卒業。


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