時間と思い出を残す!家族みんなの記念日を自宅で撮影するコツ!

バーエデーケーキの写真

お子さんの誕生日、入園(入学)式、七五三、成人式…など、成長の節目のタイミングには写真を残したい!と考えているご家庭も多いのではないでしょうか。
そのような記念日の写真撮影は、フォトスタジオに足を運んでみたり、出張カメラマンに依頼をしてみたり、というようにプロのカメラマンに撮影をしてもらうという方もたくさん居ます。

大切なタイミングだからこそ、プロにお任せできるのは安心感があるものです。

ただ、バースデーフォトはプロに撮影してもらったけれど、"誕生日当日は自宅で、自分で撮影をする"という方も多いと思うので、今回はそんな家族の大切な記念日の写真撮影のコツをシチュエーション別にまとめました!

また、今回はお子さんの記念日だけではなく、ペットの記念日(誕生日や家族になった日)、おじいちゃんやおばあちゃんの記念日(長寿祝い)の撮影のポイントについてもまとめています。家族みんなの記念日を自宅で、そして自分でおしゃれに撮影できる、そんな撮影のヒントになれば幸いです。

バースデーフォトを撮影する場合

バースデーケーキの写真

子どもが生まれてから10歳くらいまでは、お宮参り、入園(入学)式、七五三など、何かと記念のイベントが多い時期。
この時期はお子さんがまだ幼いゆえに、お子さん自身が理解して楽しみにしているイベントというよりは、大人が楽しみにしている節目のイベントが多いような気がします。
そんななかでも、お子さん自身が楽しみにしているイベント。その1つが"誕生日"ではないでしょうか。

お子さん自身が楽しみにしているからこそ特に、誕生日は「主役感」が伝わる写真を残しておきたいものです。
では、その主役感を伝えるには一体どうすればいいのでしょうか。
そのためには"背景をボカす"という方法が効果的です!

背景をボカすことによって、撮りたいものを目立たせる。つまり、主役をより際立たせるという効果があります。
例えば、スマホのカメラで撮影するのであれば"ポートレイトモード"や"背景ぼかしモード"を使うことで、簡単に背景をボカすことができます!

  • 主役のお子さん1人で
  • 誕生日当日にお子さんがおしゃれをしている姿
  • 「◯歳になった!!」と、指を使って教えてくれる姿
  • ケーキやパーティーの様子が伝わる写真
  • ケーキのロウソクを吹き消す瞬間
  • プレゼントを開けたときのリアクション

など、人や物を問わず様々なシーンに活用できるのが、この背景のボカしです。主役のお子さん1人での写真やバースデーケーキの写真といった、誕生日定番の1枚はもちろんですが、プレゼントを開ける瞬間も良いリアクションが撮れるシャッターチャンス!撮り逃さないように、手元にスマホをスタンバイしておきましょう。

子供とお母さんがバースデーケーキにろうそくを灯した写真

一眼レフカメラやミラーレスカメラで撮影をする場合は、カメラのモードを"Aモード(Avモード)"にして、F◯と表示されているところの数字を小さくしてあげることで、背景をしっかりとボカした写真が仕上がります!

誰が見ても、この子が主役なんだということが伝わる1枚が仕上がるので、ぜひ試してみてください。

また、誕生日の準備の裏側を撮影しておくのも良いでしょう!
主役のお子さんは知らなかったけれど、「誕生日パーティーの装飾を子どもたちが寝ている間に準備していた」「ケーキのデコレーションは兄弟が力を合わせて頑張った」など、後だから言える裏話を写真にすることで、誕生日を迎えたお子さんも家族からの想いをより感じるはずです!

誕生日というのは毎年やってくる記念日なので、「毎年、この構図の写真を撮る!というものを決めておいて、それは必ず撮るというようにするのも写真撮影が楽しくなるのでオススメです。
毎年、撮り溜めたものを並べみると一気に成長が可視化されて、家族みんなで見ているだけでも盛り上がること間違いなしです!

次に、"フラッシュを使わない"というのも撮影のポイントです!
カメラのフラッシュには、カメラに内蔵されているもの、後から追加購入して取り付けるものなど、いくつか種類があります。

撮影するときにカメラからフラッシュが飛び出してくるというタイプのカメラは、内蔵タイプと呼ばれるものです。
このタイプのフラッシュは、フラッシュ自体の角度や光の量を自分で調整することができません。

撮影の環境によっては、フラッシュの光が強く当たりすぎてしまい、平たいイメージの写真が撮れたり、不自然な雰囲気の写真が撮れたりすることがあります。
それを防止するために、フラッシュの設定はOFF(発光禁止)にしておきましょう。

もしも、撮影していると自動的にフラッシュが飛び出してきてしまう場合は、手で上からフラッシュを押して閉まっている状態で撮影すれば問題ありません。
手で押さえても再度、飛び出しそうになることもあるかもしれませんが、しっかり押さえ込んだままシャッターを切っても、カメラが壊れることはありませんのでご安心ください。

夜に撮影するときや、バースデーケーキにロウソクを灯して吹き消す瞬間を撮影するときは室内が暗く、写真がブレやすくなってしまいます。
そんなときは、お子さんに「ロウソクをフーするときは、ゆっくりフーしてね!」や「心の中で1・2・3・4・5数えながらフーしてね!」と事前に伝えてあげると、ロウソクの火を消すドキドキ感も相まって、よりブレにくいシチュエーションを作れます。
子どもの動きが早くてブレないか心配!という方は、そのようにお子さんに声掛けをしてみましょう。

ペットの誕生日や、家族になった記念日を撮影する場合

ペットの記念撮影をするときは、お部屋の明るさにも注目してみましょう!

人間の目は高性能なので、日中の室内は照明をつけなくても明るいと思いがちですが、私たちが想像している以上にカメラを通して見る室内は暗く写ります。
そこでありがちなのが、室内の照明スイッチをONにしてしまうこと。そうすると、電球や蛍光灯の種類によって黄色っぽい写真や青白っぽい写真が撮れてしまい、肉眼で見ているリアルな色味が写らないことも!
そのため、照明をつけるのではなく、窓の近くで撮影をするようにしましょう!お部屋のなかでも、太陽の光が入りやすい窓際は特に明るいところ。

窓際で撮影することで、私たちが肉眼で見ているようなリアルな色味やペットのふんわりとした毛の質感をしっかり写すことができます!

犬がおやつをじっと眺める様子の写真

ペットが家族になってから、写真をたくさん撮るようになったという方も多いとは思いますが、そのなかでも特にペットを迎え入れた時期にたくさん写真を撮ったという方は多いのではないでしょうか。

ペットの誕生日や家族になった記念日に、家族みんなであの日の写真を再現してみるのもオススメです!
ペットの成長はもちろん、家族の変化も写真に残すことでわかりやすくなります。ゲームのような感覚で思い出を増やすことができるので、ぜひ挑戦してみてください。

還暦や喜寿など、長寿祝いを撮影する場合

ここまでお子さんやペットの記念日の撮影についてお話ししてきましたが、節目でのお祝い事といえば、長寿祝いもその1つ。

お祝いの意味によってテーマカラーとなる色も決まっているので、お子さんやペットの記念日とはまた違った写真の楽しみ方も見つかりそうな記念日です。
主役1人の写真ももちろん良いのですが家族と一緒に、お孫さんと一緒に、というように誰かと一緒の写真も併せて撮影してみましょう。
普段なかなか誰かと写真を撮る機会が少ない分、喜んでもらえるのでオススメです!

おばあちゃんと孫とお母さんの仲良し写真

もしも、スマホを使えるおじいちゃん、おばあちゃんであれば、その場でカメラのWi-Fiを使ってデータを贈ってあげるのも良さそうです。すぐに一緒にみんなで共有できるのはWi-Fiならでは。
スマホはあまり得意ではないという場合は、フォトブックにまとめて後日プレゼントするというのはいかがでしょうか?

フォトブックをプレゼントするといっても、「写真がたくさん必要なんじゃないか」「嵩張るフォトブックはちょっと…」を感じるかもしれませんが、マグズインクのフォトブックならそんな心配は無用!

おばあちゃんと孫とお母さんの仲良し写真

8ページから(マガジンタイプ・中綴じ・標準印刷の場合)フォトブックを作ることが可能です!

主役1人の写真、家族みんなとの写真、プレゼントの写真、当日のお祝いの雰囲気がわかる写真…というように、いろいろなシーンを組み合わせていくと、あっという間にレイアウトが完成します!

サイズもA5サイズ、B5サイズの2種類から選べます。
写真が見やすいけど嵩張らない絶妙なサイズ感なので、プレゼントにもピッタリです!

おじいちゃんやおばあちゃんを想って選んだものをプレゼントするということも、もちろん素敵ですが、フォトブックを通して一緒に過ごした時間と思い出をプレゼントするというのも思い出すだけで心が温かくなる特別な贈り物になるのではないでしょうか。

おばあちゃんと孫とお母さんの仲良し写真

今回はお子さんのバースデーフォトに始まり、ペットの記念日、おじいちゃんやおばあちゃんの記念日と、家族の節目を撮影するということについてまとめてみました。

プロにお任せしたからこそ撮れる写真もありますが、家族が撮ったからこそ撮れる瞬間というものも、もちろんあります!
室内が暗かったり、子どもがブレてしまったり、と失敗したと思う写真が撮れることもありますが、とにかくめげずにたくさん撮ることお気に入りの写真を増やす第一歩です。

大事な家族の、大事な1日を、自分でもおしゃれに撮ることができる!そう思えるようになると、記念日を撮影をするということがもっともっと楽しくなってきます。
気付けば楽しいから写真をたくさん撮るようになって、お気に入りの写真もたくさん増えたというカメラユーザーの方もたくさん居ますので、まずはたくさんシャッターをきるということから始めてみてくださいね。

※記事内の画像はフォト素材、または弊社のテンプレート画像を使用しております。

この記事を書いていただいたのは

-Rome .photograph(ロメ .フォトグラフ) misato-

Rome .photograph(ロメ .フォトグラフ) misatoさんの写真

思い出すと頰が緩む記憶を届ける写真屋さんとして千葉県市川市を拠点に活動。カメラマンとして、家族写真やウェディングフォトを撮影する傍ら一眼レフ・ミラーレスカメラのカメラ講座も開講。専門用語ゼロの講座がわかりやすいと国内だけでなく、海外からオンライン受講する受講者も多い。大阪芸術大学写真学科卒業。


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